2008年10月14日

「女神のための円舞曲」舞台探訪

10/14は鉄道記念日という事で、JR各社がエリア内一日乗り放題の乗車券を発売!更に週末は連休という事で、前回「大和」 ロケセット見学以来、懸案であった尾道再訪のため、車上のヒトとなるワタシでした(^^;

今回の目的はフネとレンタサイクルを活用し、大石英司先生の長編ハードカバー第三弾、「女神のための円舞曲」の舞台を巡る事、 グランド・ホテル形式で様々な人たちの抱える、「あの時果たせなかった想い」 が夏休み最後の日のコンサートに向け収斂していく様はぐいぐいと一気に読ませます。

先に報告も兼ねて、先生のblogのコメント欄に投稿した分は訪れた順なので、このエントリーではストーリーに沿って紹介します。

市民ホールは市役所のすぐ隣の尾道水道沿いにあった。傍目にも古びた建物だ。(第一章 ポリュヒュムニア……賛歌の女神……)

市民ホール(市公民館)は建て替え済みなので、市役所の対面に有る公民館別館で代用(^^;、こちらもそろそろ新しくなるのかな?

ある日、ここに呼びつけられた新任の中学校教師、身神音々は、市役所で「オーパーツ」 として慎重に扱われてきたコンサートの当事者として、プロデューサー役を仰せつかります。

謎の依頼、そしてその探求が自らの来し方を定めることになる、それはそう、ハードヴォイルドの定番ですね!(違

彼女はカーブの外側をスーパーの駐輪場に沿って歩いた。フラワーショップが、スーパーの外にくっついている。入口の近くには、 ベンチが置いてある。ソフトクリームを食べていた二人連れの女子高生が立ち上がるところだった。(第二章 モリト……独唱歌の女神……)

そもそも全ての発端となった、音々の母が道路に飛び出した女と少年を救って、自らは命を落とした交通事故現場。

その捜索は困難を極めましたが、多少違いは有るものの、「ここかも!」と押さえておいた一枚、大石先生からコメントにレスを頂いて、 よーやく場所が特定出来ました(^^;

「私は良く憶えているわよ。スーパーの閉店時間が来て、『蛍の光』が流れ始めて、 貴方は最後のお客さんがレジを出た途端に泣き出して。貴方は頑としてお店を出ようとしなくて、でもあそこの警備員の主任さんは、 貴方の事情を知っていてくれたから、貴方が泣き止むまで三〇分以上もお店の灯りをつけていてくれた。お母さんはちょっと途方に暮れたけれど… …」(第三章 クレイオ……英雄詩・歴史の女神……)

一方、事件で一命を取り留めた都留光雄も又、彼なりの事情を抱えていました。

始めは市民ホールに近く、スーパーと病院が近くに有り、見通しの悪いカーブ、段差の大きい歩道(後にバリアフリー化) という手掛かりに頼って事故現場を特定しようと、駅の東側中心にうろついて、よーやく条件に叶うかな?と思える場所に出会った (写真左側の砂色のビルがスーパー、左側手前の歩道はバリアフリーでバス停が有ります、更に背後を行くと沿道に病院も有り)のですが、 先述のよーに違ったようですOrz

でも、光雄が泣き出した寂しさが少しは表現出来ている一枚だと思うんですが(^^;

「心配するな。あいつの性格は良く知っている。背中を押されると嫌とは言わない男だ。真面目な話、今生き甲斐が必要なのは、 光雄じゃなくて啓太だ。光雄はそのきっかけだよ。」「俺はダシに使われたとか?」「それは人聞きが悪いな。まあそういうことだけれどさ」 (第四章 エウテルぺ……抒情詩の女神……)

光雄と啓太、学、ぎこちなくも再会した三人が光雄の願いを叶えるために動き始める。

ワープアから抜け出す為に必要なモノ、それは政府がばら撒くおカネや「〜するべき」というお為ごかしではなく、「しっかりしろよ!」 と引っ張る温かいヒトの手だという事なのでしょうね。

「なんでうちなの?……海保はすぐそこなのに……」「ほいでも、、第一発見者の漁師が携帯で一一〇番しよーたけぇなぁ」 海上保安庁は二〇〇メートルも離れていない。すぐ隣の港に巡視艇が二隻泊まっている。(第五章 ラケシス……運命の糸を割り当てる女神……)

新米刑事平松と、新米鑑識課員鳥居が新浜港で出会う溺死体、これが物語の横糸となるのか?

島へ渡り、海岸沿いを行くと、しきりに「海の110番は118」と警察よりも海保の方が存在をアピールしているよーな(^^;

「昔のままだ。私の教えた通りの方法で二度同じ弦を叩いてチューニングしている」「どうします?」「君たちはここにいてくれ。 二人だけで話がしたい。それに、一曲くらい聴きたいだろう。この浜はどこから降りられるんだ?」(第六章 メルポメネ……悲劇・挽歌の女神… …)

謎のヴァイオリンを弾く美女の正体は、音々たちの恩師のかつての教え子、「シャコンヌの乙女」だった!

接触を試みる彼女らは遂に夜のサンセット・ビーチでようやく出会う事に……うーん、 確かに西向きに開けた浜辺なので夕日は美しいんだろうけど、言ったモン勝ちという気もします(^^;

身神には、その日なぜか、自分は良い事をしなければという思いがあった。よきサマリア人たれ、 と神様が命じているような気がした。藤村の事務所を出ると、そのまま商店街を西へと歩いた。 藤村の旧友かつ選挙参謀かつ元市議の和田稔の和菓子店は、生徒らのお婆ちゃんの時代から続く老舗だそうだ。(第七章 カリオペ…… 叙事詩の女神……)

和田の和菓子店はこれといって特定しなかったので、オイルペイントで誤魔化しておきます(^^;、謎のピースが次々と嵌っていく内に、 音々は徐々にプロデューサーとして積極的に動き始めます。

とゆーか、ほとんどプレス・ギャングのように使えそうな人材は相手の事情お構い無しにオケに編入しているよーな(^^;

それから買い物を装い、鳥居は一人でそのスーパーの中に入ってみた。全員エプロンに名札を付けている。 だがそんなものがなくてもひと目で解った。ひょっとしたらこの島の中で一番じゃないか、と思えるほどの美人だった。(第八章 テルプシコラ… …合唱・舞踊の女神……)

因島の田熊地区、お寺が近くに有るスーパーと言えばこれかなあ?と事前にgoogleマップで目星を付けていた辺りに入り込むと、 丁度秋祭りの子供神輿が通り掛り、カメラを向けない方がむしろ不自然なので(^^;何枚か撮ります。

子供たちからは「もっと撮れー」という声が(^^;、ホントはこっちがメインですが……

冴子が全ての過去を封印してひっそりと暮らすのに、この土地を選んだのが少し解ったような気がしました。

ロケ地巡り?の詳細はまた後日(^^;、今回はこれでご勘弁を!

「いつと言ってました?」「八月の三十一日とか言っていたな。予定通りなら、その頃はもうインド洋だ」笹原は、 叩き付けるようにコーヒーカップをテーブルに置いて立ち上がった。「行っていいですか!」きっぱりと告げると、船長が、にやりとして頷いた。 「行ってこい!そしてチャンスを掴め。失敗したら、二ヵ月後、またここに戻ってこい」「はい!必ずものにします」(第九章 タレイア…… 喜劇の女神……)

ドック入りの為に偶然帰って来た故郷、そして又一人の若者がチャンスを掴もうと立ち上がる!

向島のドックに入っていたのは何故か海保の「もとぶ」(PL08、那覇の第11管区所属)だったので、フネで生口島に向かう途中、 因島のドックに入っていた船を(^^;

「解ります。従姉ということにしておきましょう。じゃあ、明日もよろしくね」身神は、高校生の背中をポンと押した。 コンサートが終わったら、向坂に話してやらねばなるまいと思った。人は自ら運命を切り拓き、明日を紡ぐのだ……、と思った。 (第十章 ウラニア……占星術と天文の女神……)

連日最終の渡船が出るまで続く猛特訓!、フネに普段縁の無いワタシから見ると、そんなにオンタイムの運航なの? と思ってしまうのですが、島のヒトたちにとっては日常の足なのでしょうね(^^;

「私たち、間違ったことをするわけじゃないですよね……」「もちろんさ……誇りをもって正義を履行する」(第十一章 クロト… …運命の糸を紡ぐ女神……)

ええ、市民ホールは(ry、新ホールで(^^;、この日(10/12) は地元中学校のブラスバンド部が午後から公演を行なっていたよーです。

「さあ、光雄。あいにくと俺たちは分別盛りだ。一〇年前なら、このまま車椅子を押して夜中の道路を歩いたが、 今夜はとっとと車を呼んで帰るぞ。おばさんが待っているからな……」学は、会社の車を呼び出すと、駅前のロータリーへと三人で歩き始めた。 昔、そうしていたように。

posted by yossi at 00:06| 兵庫 晴れ| Comment(0) | TrackBack(0) | 尾道・ロケ地巡り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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